10Xの人事制度に関する情報を公開しています。
10Xの人材に求められる要件を、3つの要件から定義しています。
※下記は全社共通の等級要件を示したものです。職種によっては本テーブルをベースに、より特定の職種に適した形で具体化された職種ごとの等級テーブルを用いて要件定義・判定を行います。
等級要件 | 1等級 | 2等級 | 3等級 | 4等級 | 5等級 | 6等級 | 7等級 | 8等級 |
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概要 | 成長意欲が高く、未経験のことにも前向きにチャレンジできる | 上長の指示・サポートの元、特定のイシューを担当し、完遂できる | 即戦力として、社内のイシューを担当し、完遂できる | イシュー・プロジェクトを自ら組成し、完遂できる | 重要なイシュー・プロジェクトを自ら組成し、完遂できる。課/部レベルの重要なミッションを牽引できる | 10Xにおいて新たな事業価値を創出でき、部/本部レベルの重要なミッションを定義・牽引できる | 事業を牽引できる。経営者と同じ目線で意思決定・経営へのフィードバックを行い、事業だけでなく経営に責任を持って会社を牽引できる | 企業価値を非連続に向上させる10xな案件の意思決定や組織の組成・牽引ができる。社内だけでなく、機関投資家・取締役・メディア等の社外ステークホルダーからも専門性や経営人材としての価値が認められている |
[要件1] リーダーシップの発揮度 | 10X Valuesおよび会社のMissionの存在意義と意味を正しく理解し、共感している | ・周囲のフィードバックを受けながら、10X Values を体現しようとしている | ||||||
・自身の担当するイシューについて、Missionとのつながりを説明でき、行動ができる | ・主体的に10X Valuesを体現している | |||||||
・自身や所属する組織が担当するイシューについて、Missionとのつながりを説明でき、行動ができる | ||||||||
・メンバー、他チームの困りごとや課題に対して積極的且つ的確にアドバイス・サポートできる | ・主体的に10X Values を体現している | |||||||
・担当領域においてはMissionから逆算して自らイシューを括りだし、主体的に上長や関係者の関与を引き出しながら解決をリードできる | ・主体的にMission/10X Values へ沿った活動を体現し、社内外に模範としてその行動の様子を提示できる | |||||||
・職種を問わず「一緒に働きたい」と思われ、4等級以上の人材を会社に増やすための活動に貢献ができる | ・主体的にMission/10X Values へ沿った活動を体現し、社内外に模範としてその行動の様子を提示できる | |||||||
・求められる成果に対し、職種(専門性)を問わず関連するメンバーを同じゴールにアラインさせ、実現をリードできる | ||||||||
・全体最適の観点をもち、そのために必要に応じて他組織とも適切に連携ができる (自組織に最適化させない) | ||||||||
・職種を問わず「一緒に働きたい」と思われ、5等級以上の人材を会社に増やすための活動に貢献ができる | ・主体的にMission/10X Values へ沿った活動を体現し、社内外に模範としてその行動の様子を提示できる | |||||||
・あるべき姿から逆算した高い期待水準を示し、それを自身以外のメンバーや組織へも浸透させ、適切なフォローやフィードバックを通じて実現をリードできる | ||||||||
・求められる成果が複数の事業や組織領域に及ぶ難しいもので、かつ不確実性が高く時に合理的な意思決定が難しい場面でも経営やステークホルダーを巻き込んだ適切な決断ができ、その背景を言語化して説明し社内外のリソースを巻き込んでリードできる | ||||||||
・職種を問わず「一緒に働きたい」と思われ、6等級以上の人材を会社に増やすための活動に貢献ができる | ・主体的にMission/10X Values へ沿った活動を体現し、社内外に模範としてその行動の様子を提示できる | |||||||
・10Xの経営チームを力強くリードでき、また外部ステークホルダーに対しても経営方針を明確に説明することができ、関係性を構築できる | ||||||||
・職種を問わず「一緒に働きたい」と思われ、7等級以上の人材を会社に増やすための貢献ができる | ||||||||
[要件2] 求められる成果 | ||||||||
- | 期待される成果を出せる | 期待される成果を自律的且つ継続的に出せる(評論・フィードバックではなく、行動や成果で示すことができる) | 難易度が高く且つ影響度も大きい仕事や目標であっても、期待される成果を自律的に出せる |
※難易度が高いとは「不確実性が高い・非常に複雑・ボリュームが多い・納期が短い、等」
※影響度が大きいとは「複数の領域をまたぐ・中長期的・不可逆性が高い・会社の価値や存続に関わる、等」 | 事業や組織を通じて、部内/部をまたぐ重要なプロジェクト、もしくは、課/部レベルのミッションを牽引し、全社の事業価値や企業価値に結びつくインパクトを残すことができる | 事業や組織を通じて、部/本部レベルのミッションを牽引し、全社の事業価値や企業価値を成長させるインパクトを残すことができる | 事業全体にかかるミッションを牽引し、全社の事業価値や企業価値を大きく成長させるインパクトを残すことができる | 事業や組織を通じて、経営・社会にインパクトを残すことができる | | [要件3] 能力の発揮 | ・失敗を恐れず、何事にもすぐに着手できる(日常的な手助けは必要) ・チームメンバーと協力して仕事を進めることができる ・日々の業務を通じて必要なスキルを着実に身につけることができる | ・任せられた仕事や目標を、サポートを受けながらやり抜ける(適切な手助けがあれば大抵の業務を遂行できる) ・自ら助言を求めたり、迅速にアラートを伝えることができる ・自分に足りていないスキルを把握して、自ら学習/成長できる | ・自ら課題を発見し、方針を理解した上で主体的に業務を推進できる ・他チームや他職種の決定に敬意を払い、相互理解を促進しながら業務を遂行できる ・コミュニケーションが円滑に取れる(相手に合わせて背景を伝える・自分の言葉で翻訳して伝える・わからないことを放置しない) | 概要(チームマネジメント・IC共通) 担当領域やプロジェクトにおけるイシューをリードする能力が発揮できる
チームマネジメント ・担当領域やプロジェクトに必要なイシューを逆算的に抽出できる。これらのイシューを共有し、不確実性を適切に踏まえた上での実行や仕組みづくりを担える ・プロジェクトレベルのフォーカスを設定し、メンバーに理解/納得させられ、また個人目標との適切なリンクができる ・プロジェクトレベルの実行推進/進捗管理を担える ****・2-3人程度のマネジメントを担える(目標設定、1on1、評価、労務管理、等)
Individual Contributor ・専門分野について、あるべき姿を正しく理解し、その状態の実現に貢献できる ・専門分野を発揮するプロジェクトの一部、または小規模なプロジェクトをリードできる ・専門分野を発揮するプロジェクト推進に関するプロセスの改善に貢献できる | 概要(チームマネジメント・IC共通) 課/部レベルのミッションやFocusをリードする能力が発揮できる
チームマネジメント ・課/部レベルもしくは、担当するプロジェクトの6ヶ月後の状態を描き、必要なイシューを逆算的に抽出できる。これらのイシューを共有し、不確実性を適切に踏まえた上での実行や仕組みづくりを担える ・課/部レベルもしくは、担当するプロジェクトのフォーカスを設定し、メンバーに理解/納得させられ、また個人目標との適切なリンクができる ・課/部レベルもしくは、担当するプロジェクトの戦略立案/実行推進/進捗管理を担える ・メンバーの強みを活かしながら、成果をあげるために必要な能力/スタンスを指導できる ・課のマネージャーを計画的に育成できる (成長のための挑戦機会を提供でき、その責任を自ら担える) ・2-5人程度のサイズの組織(人数は目安であり、課/部/特定のプロジェクトチームを想定)においてピープルマネジメントを担える(目標設定、1on1、評価、労務管理、等)
Individual Contributor ・専門分野について、あるべき姿を定義することができ、その状態の実現をリードできる ・専門分野について、周囲のメンバーの能力向上に貢献できる ・課/部レベルもしくは、プロジェクトレベルにおいて、専門分野の必要性を共有し、価値の発揮を通じて貢献ができる | 概要(チームマネジメント・IC共通) 部/本部レベルのミッションやFocusをリードする能力が発揮できる
チームマネジメント ・部/本部レベルの1年後の状態を描き、必要なイシューを逆算的に抽出できる。これらのイシューを共有し、不確実性を適切に踏まえた上での実行や仕組みづくりを担える ・部/本部レベルのフォーカスや年間計画を策定し、マネージャー/メンバーに理解/納得させられる ・部/本部の戦略立案/実行推進/進捗管理を担える ・課長クラスや部/本部のマネージャーを計画的に育成できる (成長のための挑戦機会を提供でき、その責任を自ら担える) ・5−10人程度のサイズの組織(人数は目安であり、部/本部/特定のプロジェクトチームを想定)においてピープルマネジメントを担える(目標設定、1on1、評価、労務管理、等)
Individual Contributor ・部/本部レベルのミッションにおいて、専門分野の発揮を通じ、「担当する組織の非連続な能力向上」および「ゴールの達成へ対する貢献」ができる
もしくは、
・社外からも専門分野の第一人者として認知され、認知価値を組織へ還流できる | 概要(チームマネジメント・IC共通) 事業/本部を横断するレベルのミッションやFocusをリードする能力が発揮できる
チームマネジメント ・担当する本部と他の本部を横断した3−5年後の状態を描き、事業・組織・仕組みづくりを担える ・担当領域(複数の本部や事業全体等)を起点として、全社の3−5年後のイメージの策定に対してフィードバックができる ・事業レベルのフォーカスや年間計画を策定し、マネージャー/メンバーに理解/納得させられる ・事業/の戦略立案/実行推進/進捗管理を担える ・本部長、部長クラスを計画的に育成できる (権限移譲を進めて、マネージャーが自責でマネジメントする環境をつくれる)
Individual Contributor ・事業レベルのミッションにおいて、専門分野の発揮を通じ、「担当する組織の非連続な能力向上」および「ゴールの達成へむけて市場での代替が困難な非連続な貢献」ができる
もしくは、
・業界の国内に置けるリーダーとして認められ、国内業界へ対して技術貢献できる | 概要(チームマネジメント・IC共通) 経営レベルのミッションやFocusをリードする能力が発揮できる
チームマネジメント ・経営人材として短期及び長期の視野・視点・視座を加味しながら適切なで意思決定し、事業と組織をつくる(会社に関わるあらゆる事象に責任を持ち、妥協なく迅速に対応する) ・Vision/Missionの推進、企業価値の一端を担う
Individual Contributor ・全社レベルのミッションにおいて、専門分野の発揮を通じ、「10X全体の中で極めて非連続な能力向上」および「企業価値を非連続に向上できるようなゴールへの貢献」ができる
もしくは、
・業界のグローバルリーダーとして認められ、業界へ対してグローバルに認められる技術貢献できる |